んなアホな!笑
という設定なのですが、母性本能ならぬ父性本能がムクムクと沸き上がって来て、「おぉ〜俺の子ども達よ!><」と目頭熱くなる名作です。
主役のデイビット(42歳独身)は、まぁダメ男な訳ですよ。
ぐうたらだし、
借金はあるし、
仕事の評価も低い。
しいていうなら彼女がいるってこと。でも、その彼女が妊娠しちゃうわけですが、彼女は「こんな男は夫にできない」と一人で産み育てることを決意。アラフォー男のダメっぷりが加速してゆきます。
そんな中、デイビットが若い頃、金のために過去に行なった精子提供がもとで、突然533人の父親になっている事が発覚!
一体どうするんだよ…、と物語が転がりはじめます。
デイビットは、ひっそりとその子ども達の姿を見に行くことにしました。
スポーツで活躍する青年もいれば、荒れ果てた生活をする女子、また障がいを持って生まれた子。自分の正体を隠して、子ども達に接近します。そんな子ども達の姿をみて、デイビットは父親としての意識が高まって来るんです。
よくこんなことを耳にします。「女性は妊娠・出産を経験するから子どもへの愛情が生まれやすい。だけど、男性はなかなか子どもへの愛情が生まれない」。もちろん、我が子に愛情が無い訳ではないでしょう。子どもがまだ小さいうちは、母親と父親では子どもへの『愛情格差』が起きやすいのかも知れません。
本作「人生、ブラボー!」は、男性の父性本能を描いた映画です。近所のレンタルショップGEOのコメディーコーナーで手に取ったのですが、笑いよりも泣けました。。
私事になりますが、今は僕の奥さんは43日後に出産予定日を控えています。良いタイミングで素晴らしい映画が観れました。「嫁さんと子どもを守ってゆかねば!」。そんな気持ちを一足先に体験することが出来ました。
カップル、ご夫婦、ご家族で、ぜひお楽しみください。