保育士さんのための求人サイト「保育のお仕事」に、こんなアンケート記事が掲載されていました。
“あなたは保育士や幼稚園の先生になって「良かった」と思いますか? それともちょっぴり後悔していますか?
保育園に入る前、ネットの情報に不安を感じた。
いきなり私事ですが、まずはわが家の息子の保育園遍歴を。
- 生後7ヶ月 – 保育ママで一時預かり
- 生後8ヶ月 – 認可外保育園へ入園
- 生後11ヶ月 – 認可保育園へ入園、今にいたる
保育所、そして保育士さん達には、割と早くからお世話になっています。いずれの保育所でも、他人の子供にもかかわらず、それはそれは大切に愛情を込めてお世話していただいています。保育士さんからその想いは伝わってきますし、息子の楽しそうなようすを見ていてもわかります。保育園のおかげで、息子はのびのびと成長し、そして僕たち両親は働くことができているのです。
そんな素晴らしい保育園ですが、預かってもらう前は、いろいろと不安がありました。
- 0歳児で保育園は、まだ早すぎるのでは?
- 生まれてから母親と離れたことがないのに大丈夫なのか?
- 複数の子供をまとめてみるので、いい加減にならないだろうか?
- 他の園児たちと仲良くできるのだろうか?
- 親同士の交流でトラブルは起きないだろうか?
- まさか、虐待など受けないだろうか……? など。
というのも、ネットで保育園について検索すると、不安を煽るようなネガティブな記事が大量にヒットするからです。保育園を巡る事故・事件や、親御さんの悩み相談など。
でも実際には、それらの不安に悩まされていません。保育園の皆さんには、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。
保育士さんは、何が喜びなんだろうか?
保育士さんをたとえるなら天使。
愛に満ち溢れた神聖な職業だなぁ……と感じます。
他の職種にくらべ給料は安いと言われていますし、重労働で勤務時間も長い、さらに子供に怪我をさせないようにとプレッシャーも強い。数ある職業の中から保育士を選ぶというのは、とても素晴らしく、ありがたいことだな、と日々感じ入っています。
そんな保育士さんたちは、いざ保育士になってみて、後悔していないのでしょうか?
なんと! 97.4%もの保育士さんが、「保育士になってよかった」と答えています。これはかなり高い割り合いではないでしょうか。
では、保育士さんになって、「何がよかった」と思えるのか? その1位が「子どもの成長を感じたとき(46%)」。
……な、なんと! まるで親とおなじ気持ちじゃないですか。他人の子供のウンチの世話をしたり、ギャン泣きにつきあったり、わがままに振り回されたり……。僕は息子を保育園に送り届けながら「何から何まで申し訳ないです……。いつもスンマセン」と、心の中で頭を下げながら子供を手渡しています。そんな過酷な状況でありながら、成長を喜んでもらえるなんて、本当にありがたいことです。
一般的な企業であれば、「給料があがった」「上司に認められた」「出世した」などが、ランキングに入ってくると思うんです。保育士さんのその気持ちに感激させられました。先に、保育士さんは天使と書きましたが、とはいえやはり同じ人間。これからは心の中ではなく、きちんと声に出してお礼を伝えたいと思います。
育児で検索すると、ストレス、疲れ、辛い、うつ……。
Googleで「育児」と検索すると、予測ワードや関連キーワードに、ストレス、疲れ、辛い、うつ……といった育児疲れに関する単語が表示されます。
わが家でも、保育園に預かってもらう前は不安もありましたが、同時に24時間赤ちゃんにベッタリな嫁さんに疲れが見えはじめていました。自分の時間が一切ない、何をするにも予定通りにいかない、寝れない。母乳というのもありましたが、いくら父親ががんばっても母親への依存が高く、どうしても母親に重く負担がのしかかっていました。
そんな中、保育園に預かってもらってからは、仕事、家事、育児とメリハリができ、夫婦共働きで忙しくはなりましたが、精神的なストレスはずいぶん解消されました。もし、親(子供にとって祖母や祖父)が健康で、同居、もしくは近所に暮らしているのであれば、支援してもらえるかもしれません。しかし、実家と遠く離れている場合は、育児疲れを解消する術を見つけにくいものです。
保育園は保活が大変ですが、子育て中の方、出産を予定している方、保育園はそんなに悪いところではありません。頼ってみるのも手だと思います。子育ての悩みにも乗ってもらえるので、心の負担もずいぶんと楽になります。
最後に、保育士さんへのアンケート詳細は、以下リンク先へ。
◼︎関連リンク
→ 保育士になって「良かったと思った&ちょっぴり後悔した」エピソード:保育のお仕事