子どもへのおつかいは、何歳で初めてお願いしましたか?
絵本「はじめてのおつかい」の主人公・みいちゃんは5歳、日テレの人気番組「はじめてのおつかい」は3〜6歳の子どもたち。世間的には、年中・年長が多いのでしょうか。
自宅のすぐそばにある馴染みの駄菓子屋やコンビニならいざ知らず、スーパーマーケットなどへの買い物は未就学児ではまだ早いと、個人的には考えています。
さて、わが家には小学2年生・8歳の息子がいます。父親である僕自身が慎重派なので、まだお買い物をお願いしたことはありません。しかし先日、両親ともに動けないタイミングがあり、初のおつかいを頼んだのです。
これが思いのほか、子どもにとって良い経験になったので、その感想をお伝えします。
スーパーで「食パン、たまご、お肉」を買ってきて欲しい
平日、5時間目の授業を終えて帰宅した息子に、僕はそうお願いしました。
息子は、まだ一人で買い物へ行ったことがありません。僕が店の前で待って、セブンイレブンで好物の「揚げ鶏」を買ってきたことはあるのですが、スーパーへひとりで行くのは初めてです。
息子は「えっ」と驚きましたが、「頼む! こたろうにお願いするしかないねん」と話したら、行ってくれることになりました。
持ち物
- 千円札 2枚
- 買い物リスト「食パン、たまご、お肉」
- 空のリュック(エコバッグ代わり)
そう伝えて息子は出発。
およそ30分後、無事帰宅しました。
買い物は完璧! 自分のお菓子は買わず
8歳の息子に感謝を伝え、買ってきた食材を確認。
食パン、たまご、お肉。
うん、バッチリです。
ただ、自分のおやつは買ってきませんでした。頼んだ分のみです。
なんで買わなかったの? と聞くと、
とのこと。
うん、真面目だね!
レジで「えらいね」と褒められた
ちなみに、息子はスーパーのレジで支払いをしたことがありません。
レジは自動精算機なのですが、最初に現金・クレジットカード・キャッシュレスなど、支払い方法をタッチしないといけません。当然、そんなシステムは理解していないので、息子は「どうやって払うの?」と聞いたそうです。
そのとき、操作を教えてもらいながら、レジのお姉さんに「おうちのお買い物をしてえらいね!」と褒められたとのこと。
帰宅後、息子はサラッとそう親に話してくれながら、ちょっと誇らしげでした。
食材の値段の高さにびっくり!
渡していた2千円で足りたのですが、息子は買い物を終えて、値段の高さにちょっと驚いていました。
買ってきたお肉は豚ロースで、1パック700円ほど。
息子は、食材の大切さを知ったようです。
おうちのごはん、残さずしっかり食べてくれるようになったらいいなぁ。
買ってきたお肉を食べたくなった
お肉は、息子が自分で選びました。
精肉コーナーって、たくさんの種類のお肉が並んでいますよね。そんな中から、豚ロースを選びました。
どんな基準で選んだのだろう?
すぐに決まったのかな?
判断の経緯はわかりませんが、自分で選んで買ってきたお肉ですので、早速食べたくなったようです。
僕は、シンプルに生姜焼きをつくりました。
パパ、ママ、息子。
3人分つくったのですが、息子の生姜焼きは1枚増量。本日の功労者なのでサービスです。
「おいしい!」と、モリモリ食べていましたね。
また、キャベツの千切りをちょびっとだけ添えていたのですが、「もっとキャベツちょうだい」と、野菜も増量で完食。普段、キャベツの千切りは好んで食べず残すことが多いのですが、この日は嬉しかったのか、しっかり食べてくれました。
【まとめ】こどものおつかいは、食育にすごく良い!
息子にとっては「はじめてのおつかい」でしたが、親にとっても子どもに買い物を頼むのは初めての経験です。
買い物をしてきた息子をみて、これは食育に良いのではないかと感じました。
食育とは
食育は、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付けられるとともに、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てるもの。
農林水産省より引用
今回のことだけで、僕が感じたメリットは以下の5つ。
子どものおつかい 5つのメリット
- 「ぼくにもできた!」という達成感
- 親やお店の方から「えらいね」と褒められ、自己肯定感アップ
- 食材の値段を体感し、食べ物を大切にしようという気持ちが育まれた
- 「食べたい」という気持ちが高まった
- 野菜もモリモリ! 好き嫌いを減らせる
結果的にすごくよかった!
息子もよく頑張ってくれた!!
頻繁にお買い物を頼むと嫌がされそうですが、ときには「困った! お願い、助けて!」と、息子を頼ってみようと思います。