息子が小学2年生の夏休み、友人家族と熱海旅行へいってきました。
「熱海? 昭和の新婚旅行のイメージで古臭いなぁ」
「寂れてるって聞いたけど、今はどうなの?」
「子連れ旅行で楽しめるの?」
そんな不安もありましたが、
結果、大満足!!
息子の同級生とふた家族で、2泊3日の熱海旅行へ。初日から「また来年も来たいね!」と盛り上がるほどでした。
僕たち夫婦は、大阪から東京への上京者。夫婦ともに東京暮らしは15年以上になりますが、今回ふたりとも初めての熱海旅行です。もちろん小学生の息子も。そんな熱海で感じた魅力を、この記事ではお伝えします。
熱海の人気について。一時寂れるも、再興!
まずは熱海の基本情報について。
熱海へは行ったことが無いものの、名前は随分前から知っていました。有名ですもんね。知ったきっかけは忘れましたが、僕が持っていたイメージはこんな感じです。
事実、1964年(昭和39年)10月1日には東海道新幹線が開通し、熱海駅は開業後10か月の1日平均乗降客数が8,092人に。東京・新大阪・名古屋・京都についで第5位! いわゆる高度成長期の頃、熱海では年間500万人以上が宿泊したそうです。
その後、海外旅行ブーム、バブル崩壊、企業の社員旅行の縮小、少子化、施設の老朽化などから、熱海の人気が凋落。2006年(平成18年)12月5日には、熱海市が「熱海市財政危機宣言」を発表するほどに陥りました。
その後、齊藤栄市長の元、財政再建に成功。熱海の人気が再燃し、2010年代中頃よりかつての活気を取り戻しました。
ちなみに齊藤栄市長は、昭和38年(1963年)生まれ。43歳で熱海市長選挙に無所属で初当選。現在(2022年)も市長を務め、熱海市政史上初めて4期以上務める市長となりました。まさにV字回復! 参考までに、そんな齊藤栄市長が好きな著書は、以下の2冊です。
私が国土交通省(旧国土庁)で勤務していた時に、「地方自治」の重要さに目を開かせていただいた本です。いつか市長になりたいと夢を抱くきっかけとなった本。
「歴史が見たことのない未来がはじまる」との副題があります。ドラッカーはこの本のなかで「21世紀初頭の世界共通の最大の課題は、政府の改革である」と言っています。我が意を得たりと思いました。
熱海ってどこ? 東京から電車でたった45分!
そもそも、熱海ってどこにあるのでしょうか?
場所は静岡県。伊豆半島の東側の付け根にあり、相模湾に面しています。すぐ隣が神奈川県です。
また、熱海は街の名前では無く、市です。静岡県熱海市になります。
なんとなく遠いような印象があったのですが、なんと東京から45分! 新幹線こだま号で、45分で行けるのです。
渋谷からだと、電車でおよそ1時間。
車で行くと景色は良いものの、熱海へ向かう海岸線が1本道でたいてい渋滞。シーズン中は東京から3時間ほど掛かるそうです。でも、電車・新幹線だとあっという間。
僕たちは夏休み中のシーズンど真ん中でしたが、新幹線こだま号の自由席でも十分座れました。行き帰りともに(新横浜〜熱海間)。
それでは、ここからは熱海で堪能した「3つの魅力」をお伝えします。
熱海の魅力(1)熱海サンビーチ
まずは熱海サンビーチ。
夏に来たなら、ここは外せません。
子どもと海で遊ぶのは、やっぱり楽しい!
プールとは違う魅力がありますね。浮輪などで浮かんだり、砂浜でお城を作ったり、砂で身体を埋めたり。また、幼い子どもにとって波打ち際はとても楽しい様子。押し寄せる波に、ワーッと盛り上がりました。
水質はどこまでも透明という訳ではありませんが、東京近郊の割にはきれいです。身長175cmの僕がギリギリ足が届く深さで、自分の足が見えるほどです。
■海開き期間中の遊泳可能時間
9:00~16:00
おすすめの持ち物
- 浮輪、フロート
- テント
- ゴーグル
- 日焼け止め
海上の巨大アスレチック「ウォーターパーク」
また、有料になるのですが、同じビーチ内に巨大アスレチック施設「熱海サンビーチ ウォーターパーク」があります。
料金(1時間)
- 大人(高校生以上) 1,500円
- 小中学生 1,000円
- 小学生未満 利用不可
海上アスレチックは、YouTuberの「Fischer’s-フィッシャーズ」で、すごく人気が出ましたね。
今回の旅では、小学2年生男児(2名)とママ(2名)で挑みました。子ども達の方がすいすいと次から次へとチャレンジし、逆に大人の方が及び腰になってしまったとのこと。
1時間単位の入れ替え制ですので、ビーチに着いたら早めに予約しておくのがおすすめです!
■関連リンク
・サンビーチ(あたみニュース)
・ウォーターパーク(あたみニュース)
熱海の魅力(2)料理・海の幸
そして2つめの魅力は、お料理。
今回、僕たちは熱海サンビーチの向いにある老舗の民宿へ泊まりました。
海から上がって、
すぐに民宿内の温泉に入り、
湯上がりにお食事。
あぁ〜、幸せだ。
こちらは夕食。
家族3人分。
右奥がお子様用です。
宿泊料(2食付き)
- 大人 10,000円
- 子ども 6,000円
民宿は、もしかしたら知る人ぞ知る……といった場所かもしれませんので、名前は伏せておきます。古い民宿で共同風呂・共同トイレでしたが、立地、お風呂、料理、おもてなしは最高でした!
熱海の魅力(3)熱海海上花火大会
熱海では、年間を通じて花火大会が行われています。さすが観光地!
毎年10回以上開催され、2022年は14回開催予定です。ゴールデンウィーク、夏休み、シルバーウィーク、12月など。
海上で花火が打ち上げられるため、熱海サンビーチは人で埋め尽くされていました。砂浜から見られるのはいいですよね! また、近隣のコンビニは店外まで溢れかえるほどの大行列。飲み物などは別の場所で調達するか、早めに買っておくとよさそうです。
といいつつ、わが家は民宿の屋上からゆったりと鑑賞。
打ち上げ時間は20分〜25分間。最高でした!
民宿の屋上。
以上、「熱海サンビーチ」「ウォーターパーク」「海上花火大会」と3つの魅力をお届けしました。以下、今回の旅中に訪れたスポットなどをお伝えします。
熱海で外食
今回は、2泊3日の熱海旅行。
2泊目は素泊まり(料理無し)にして、熱海の街を散策しながら外食しました。訪れたお店をご紹介します。
パインツリー(PINE TREE) 昭和レトロなカフェ
記事冒頭で「熱海は1960年代に大ブームになった」とお伝えしましたが、熱海では昭和30年代・40年代の昭和ロマンを感じるお店がちらほら残っています。
ここは、喫茶店。
オムライス、ナポリタン、サンドイッチなどの食事が楽しめます。
デザートはパフェが看板メニューのようですが、息子はかき氷を注文。大きな器に入って、食べ応え抜群でした!
レトロな喫茶店を楽しみたい方にはおすすめです。
電話番号:0557-81-6032
串特急 熱海店 焼き鳥や串カツなどがある居酒屋
大人4名+子ども3名での旅でしたので、団体で夕食が食べられるお店を探しました。
焼き鳥、串カツ、揚げ物、鉄板など、豊富なメニュー。大人も、子どもも、思い思いに注文して楽しめました。大きなテーブルがあるので、家族やちょっとした団体で行くのもおすすめです。
僕たちは利用していませんが、2階にはお座敷もあるそうです。
料理も美味しい! 前日に海鮮を食べまくったので、こういうコッテリ系にグッときました。
電話番号:0557-86-5109
シーサイドカフェ ライスボール
ビーチ沿いにあるアメリカンなカフェレストラン。リゾート感があっていいですね。
写真を見るとゆったりとビーチボーイズなどが流れていそうですが、店内のBGMは午前中からエレクトロやハウスといったクラブミュージックでした。今の若者向けですね。
息子のお友達(小学2年生男児)は、突然オリジナルの振り付けで踊りはじめてノリノリ(笑)
僕はタコライス、妻はサンドウイッチ、息子はオムライスとコカコーラを注文。美味しかったです!
電話番号:0557-82-1972
熱海仲見世通り商店街と平和通り商店街、買い食い&お土産
最後は、サンビーチから熱海駅前にタクシーで移動(料金は1,000円前後)。
熱海駅前は「熱海仲見世通り商店街」と「平和通り商店街」の2つの商店街が並行して並んでいます。ここでは、買い食いをしたり、お土産を買ったりなど、観光客向けのお店がずらりと並んでいます。
店先の路上でお魚を広げる干物屋さん。こんなの初めてみました!
商店街では、海の幸、温泉まんじゅう、スイーツなど、バリエーション豊かなお店がひしめき合っています。なかなか楽しいですよ。
大人も子供も大満足! これはリピートしたくなる
以上、初めての熱海旅行のレポートでした。
まさに大人も子どもも大満足! 友人家族と一緒に行ったというのも良かったですね。わが家は一人っ子ですが、子どもの数が合計3人になり、子ども達同士でも楽しそうでしたので。
あぁ、良い旅だったなぁ。毎年、同じパターンで楽しみたくなりそうです。
人生初の熱海! ビーチ、料理、花火。めっちゃいいところやん😭 #熱海 #熱海海上花火大会 #かめはめ波 pic.twitter.com/8Vp2wLWC3L
— 北野 啓太郎@フリーランスWEBコンテンツクリエイター (@KeitaroKitano) July 29, 2022