子どもに、四季をどう教えていますか?
春夏秋冬。
11月初頭、ぽかぽか陽気の朝のことです。小学1年生の息子と歩きながら今の季節について話していて、ハッとさせられることがありました。
今回は、季節を大切にする考え方についてお伝えします。
四季の分類、春・夏・秋・冬
僕は学校で、こう教わりました。何年生で習ったのかは忘れましたが、「季節は3か月単位できれいに分かれているんだ」と感激したのを覚えています。
事実、気象庁でもそう定められています。
木々の葉の色で、季節を判断
もう冬なのに、また暖かくなったね
今、冬なの?
夏は6月、7月、8月で。秋は9月、10月……
今は秋だよ
あ、そっか
うん、葉っぱが赤だから
……そうだ。
なぜ、僕は気がつかなかったんだ。
「日本には四季折々がある」
「春初秋冬の違いが味わえる国だ」
「季語があるから俳句は趣がある」
こうした言葉を、僕自身も使うことがあります。しかし、実際には目の前にある木々すら見ず、日付で季節を図ろうとしていたのです。
葉の色を見て、「今は秋だよ」といった息子。
うん、それが良いよね。
パパは十分に考えを巡らせず、浅はかな判断をしていました。
自然から、季節を判断。
そうありたいですね。
息子よ、教えてくれてありがとう!
自然から、今の季節を判断してみよう
記事タイトルは子どもへの教え方ですが、実際は僕が教えられました(笑)
冒頭の四季分類は、気象庁が使っている区分です。
他にも、立春(2月4日頃)・立冬(11月7日頃)などの区分があったり、テレビ局では4月から春ドラマが始まったりします。
つまり、四季というのはあいまいなのです。
「10月31日までが秋で、11月1日から冬」
こうした分け方ではなく、木々、昆虫、鳥、食べ物、空、風、気温など自然から季節感を味わい、春夏秋冬を判断してみるもの良いですね。特に親子での会話では、そう心がけてみたいものです。