- 夏休みの宿題に朝顔の観察日記がある
- 何度催促してもやらない……
- 親ができるサポートを教えて!
小学校にあがると宿題がはじまります。学校がある日は学習習慣をつけやすいのですが、夏休みに入ると環境が変わるため「勉強したくない」「宿題やんない」なんてことに……。
困りますよね。
わが家には小学1年生の息子がいます。夏休みの宿題に朝顔の観察日記があるのですが、一向にやってくれませんでした。
でも、ふと気づいたのです。
あ、そうだ! あの手があるぞ。
プロのライターは、すぐに記事を書かない
本題の前に、僕の仕事についてお伝えします。
僕の仕事のひとつは、文章を書く「ライター」です。文章を作成するとき、いきなり書き始めることはありません。
以下、僕の準備の一例です。
- テーマを決める
- 読者にこうなって欲しいと、読後のゴールを定める
- 情報を収集する
- 取材をする
- 文章の構成を考える
- 記事を執筆する
文章を書き始めるまで、多くの準備をしているのです。
むしろ準備が大半。1〜5が準備です。
これはライターに限らず、コックさんだったり、大工さんだったり、ものづくりされる方は似ているかと思います。
朝顔の観察日記を書かせる事前準備
つまり、「さぁ書きなさい!」では書けないよね……ということです。
僕はまず、朝顔を前にして息子にインタビューをしました。
これらすべてを行なったわけではありませんが、以下のような質問事項が考えられます。
質問事項
- いくつ花が咲きましたか?
- 花は何色ですか?
- 香りはしますか?
- 葉の手触りはどうですか?
- 花が咲いて、どんな気持ちですか?
- 毎日の水やりは大変でしたか?
このとき、まだ紙や鉛筆は無くても大丈夫です! 日記を嫌がっている子に、無理に鉛筆を持たせようとすると先へ進みませんので。
僕は、スマートフォンのカメラを使って、インタビュー動画を撮影するような感じで朝顔と息子にカメラを向けながら質問を繰り出しました。
この日は、これで終わってもかまいません。
インタビュー動画から、必要箇所を文字起こし
後日、息子の機嫌が良いときを見計らって、紙と鉛筆を用意。親子で撮影した動画を確認します。
ここから、必要な素材を抜き出すのです。具体的には子どもが答えている箇所を文字起こしします。
わが家の息子とは、ここを抜き出しました。
- あさがおのはな、4つさきました
- むらさきです
- あさしかさかなくて、うれしかった
清書して、朝顔の観察日記を完成させる
文字起こしができたら、ようやく宿題の用紙(日記)を用意して、そこに書いていきます。いわゆる清書です。
具体的には、こうなりました。
むらさきの前に「色は」をつけたり、うれしかったを「びっくりした」に変えたりしました。
これで文章ができました!
あとは、朝顔の絵を描いたり、名前や観察した日付などを入れたりすれば完成です。
↓ 大人が読みやすいよう、漢字に変換しますね。