「二人目は可愛い」
「二人目は写真の撮影枚数が減る」
「二人目ができると子育てが2倍以上大変になる」
「二人目は上の子よりずいぶん楽」
子どもの個性や成長に関しては多種多様ですが、二人目の子どもについての意見や感想も、まさに多彩です。それぞれの聞いていると「どっちやねん」と思えることがよくあります。
二人以上のお子さんを授かり、兄弟育児をされている方、あなたのご家庭はどうですか?
うちは一人っ子、兄弟育児の楽しさや可愛さを知らない
さて、わが家の子どもは、一人っ子です。4歳になったばかりの息子と嫁さんとの3人暮らしです。
僕は積極的に育児、家事、保育園に関わるようにしているので、それなりに子育てについて知っているつもりです。
でも、どうしてもわからないことがあります。
それは、兄弟育児についてです。兄弟・姉妹育児についての話題には事欠きませんが、僕にはそれが実体験として理解できていないのです。だって、子どもが一人しかいないから。
ちなみに、息子が通う公立保育園(東京・世田谷区)では、ここ最近、兄弟が続々と生まれています。
保育園でおなじクラスの園児約20人のうち、8〜9割のご家庭には兄弟がいます。うちのように一人っ子は少数派です。東京都の出生率は1.24(全国平均1.44)ですが、体感として、出産される方は二人以上のお子さんがいらっしゃる印象があります。
子どもが2〜3歳になって、少し落ち着いてくると、もうひとりを検討するようですね。
二人目の可愛さは、生まれてからでないとわからない
さて、本題です。先日、兄弟育児をされている、知人(男性)とゆっくりお話をする機会がありました。
上のお子さんは、わが家と同じく4歳で、下の子はまだ0歳です。その知人が話す『二人目の可愛さについてのエピソード』について、僕は思わず「なるほど!」と感激させられたのです。
その知人は、二人目が生まれる前、「今、目の前にいるわが子は最高に可愛い。それなのに、これ以上に可愛いって意味がわからないし、今の気持ちを超えるなんて絶対にありえない!」と思っていたのです。
でも、生まれてわかりました。
「下の子、めちゃくちゃ可愛い」……と。
かわいさ2倍! 二人目の育児は追体験
なぜ、可愛いと思えたのか?
それは、下の子のお世話をしたり、成長を見守ったりしていると、無意識に「上の子の昔のことを思い出す」からだそうです。
沐浴をしたり、おむつを替えたり、授乳後のげっぷをさせたり、寝かしつけをしたり、寝返りに喜んだり、離乳食を食べさせたり、かわいいベビー服を着せたり、ベビーカーを押したり……。
そうすることで、「今、目の前にある可愛さ」と「上の子が赤ちゃんだった頃の可愛さ」が、ダブルで脳内を駆け巡り、「うわぁぁ〜かわいい!!」となるのだそうです。
要は、二人目の育児には追体験というオマケが付いてくるので、2倍以上の可愛さを感じてしまうということになります。
僕は、「なるほど、追体験ですか! うわー、めっちゃ良いですね!!」と、知人の話をとても興味深く聞かせてもらいました。
- 一人目は、一人だけ可愛い
- 二人目は、一人目の可愛さを思い出すので2倍可愛く感じる
追体験を堪能するには、一人目の育児にしっかり関わっておくのがポイント
この追体験。
2倍以上の可愛さを感じることができるなんて、最高の多幸感なのでしょうね。
もし、ちょうど今、「二人目の出産を控えている」「二人目を検討している」という方がいましたら、産後はダブルの可愛さを堪能できるそうなので、楽しみにその日を迎えてくださいね。
ただし、当然ながら「追体験」は元の体験がないと湧き出てきません。この多幸感は、最初の上の子の子育てをしっかりと頑張った方のみ味わえる特権とも言えるでしょう。
子育ては、一人目から張り切って行きましょう!
二人目の子どもが欲しい? 欲しくない?
最後に、二人目の子どもについて、4年前に書いた記事をご紹介します。
- 子どもの数は、2人〜3人を希望する夫婦が多数派
- 希望数は、1970年代から40年間変わっていない
- 妻が二人目が欲しいと思う決め手は、経済的なゆとりではない
- 「夫が育児をするか」「夫が子どもと遊んでいるか」が決め手
- 男性の育児休業取得率や取得日数は、依然低いまま
詳しくは、以下の記事をご覧ください。
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