先週、親子で同時にインフルエンザに感染・発症しました。
ひとりは3歳の息子で、予防接種(1回目)を受けた1週間後で、もうひとりは父親である僕で、予防接種の翌日にインフルエンザにかかりました。
インフルエンザワクチンは、効果が出るまで摂取から2週間ほどかかるので、まだ効いていなかったのだと思います。予防接種を受けたからといって、100%防げるわけではありませんが。
インフルエンザの家庭内感染で、家族全滅の危機!
息子が通う、東京都世田谷区の某認可保育園では、現在インフルエンザが大流行しています。
12月下旬、「流行っているんですか?」と先生にたずねたところ、「猛威です!」と返事が帰って来ました。全クラスにインフルエンザで欠席中の園児が園児がおり、各クラスそれぞれ複数人欠席している状況です。また、近隣の小学校では学級閉鎖も起きているそうです。
さて、わが家は夫婦と息子ひとりの三人暮らし。息子と僕が感染し、そのうえママまで感染すると家族全滅となります。もし家族全員がダウンすれば、看病したり、家事をしたりできる人がいなくなってしまうのです。
それを避けるべく、とにかくママが感染しないのが最重要事項となりました。
インフルエンザ治療薬「イナビル」を、予防として使う
3歳に息子には、粉薬「タミフル」が処方されました。1日2回で5日間飲み続ける必要があります。それに対し、僕は吸引薬「イナビル」が処方されました。口から吸引する薬で、たった1回服用するだけです。
嫁さんは、僕より2日前にインフルエンザワクチンの予防接種を受けていますが、まだ摂取から数日しかたっていないので、効果のほどは期待薄です。そのため、病院へ相談し、インフルエンザに感染したいない嫁さんにもイナビルを処方してもらうことにしました。
イナビルは症状を緩和する効果だけでなく、予防効果もあるのだそうです。
ただし、イナビルに限らず、予防に関する処置は健康保険適応外になります。そのため、僕は治療のためですので保険適応で2,000円程度でしたが、嫁さんは予防のためですので保険適応外で8,000円ほどしました。高い……。
イナビルの吸引から8日。
すっかり僕も息子もインフルエンザは治っていて、嫁さんも感染しませんでした。100%イナビルのおかげがどうかはわかりませんが、とにかく家族全滅を防ぐことができたのです。
もし、皆さんんも同じような境遇になった場合、予防のためにイナビルを使うかどうかを、かかりつけ医に相談してみてください。
- 【予防接種】効果は摂取後2週間後から、5ヶ月間。
- 【イナビルの予防投与】即効性あり。効果持続は10日程度。
イナビルは医師の処方箋が必要です
最後に、イナビルの製造販売元である第一三共のウェブサイトより、イナビルに関するQ&Aを一部抜粋してご紹介します。
Q. イナビルは小さな子供でも使用できますか?
A. イナビルは吸入可能なお子さんでしたら使用可能です。ちなみに、開発試験では3歳のお子さんから使用しています。
Q. イナビルの主な副作用はどのようなものがありますか?
A. 主な副作用として、下痢、悪心、胃腸炎、蕁麻疹などが報告されています。
Q. イナビルは処方せんがなくても購入できますか?
A. 処方せんなしでは、購入できません。イナビルは「処方せん医薬品」に該当しますので、医師の診断を受け、処方せんによる交付を受けてください。