アメリカでは連邦法で、ライフルは18歳以上、拳銃は21歳以上で購入できると定められています。所持については州によって法律に違いがあり、14歳から銃が持てる地域もあります。
先日、テレビ朝日の「池上彰のニュースそうだったのか!!」を見ていると、アメリカ国内にある銃器店で、カラフルな子供用の銃が販売されているようすが取材されていました。これは「子供の頃から銃に慣れ親しんでもらおう、そうすれば生涯銃を買い続けるだろう」という銃器メーカーの戦略だそうで、実際、子供の誕生日に銃をプレゼントする親も結構いるとのことでした。
ちなみに子供用だと言っても、オモチャではありません。本物の銃です。
さて、銃とは無縁の国、ニッポン。日本で暮らす僕たちにとっては、身近に銃があるなんて現実的ではないですよね。パンパンッ! と銃声を響かせて戦うのは映画やゲームのなかだけ、というイメージです。
ご周知のとおり、日本では銃はもちろんのこと、殺傷能力がある刀、剣、ナイフの所持も「銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)」で禁止です。この法律は昭和33年3月10日に施行されたのですが、それよりはるか以前、明治9年より軍人・警察官以外の刀所持は禁止されています。
日本では、サムライの時代が終わった明治初頭から、武器を持ち歩けないのです。
3歳男児が、銃の密造・不法所持及び、発砲
そんな日本において、わが息子が笑顔で銃を発砲していました。
息子はただいま3歳4ヶ月。レゴブロックや積み木で遊ぶより、なぜか洗濯バサミが大好きなのです。毎日、洗濯バサミに夢中になっています。
そんな息子が、ある夜、洗濯バサミで銃を密造してしまったのです。
しかもあろうことか、完成した銃を片手に、ニヤリと銃口を僕に向け、「バン!」と発砲。僕はひたいを撃ち抜かれて即死。その場にぶっ倒れました。
以来息子は、毎日、毎日、パパに狙いを定め、引き金をひくのです。その度に、僕は死なないといけません。
「うっ」
「や、やられた……」
「なんじゃこりゃぁ!」
と、非業の死を遂げるのです。
そして息子は「やった、やった!」と歓喜をあげ、パパの上に飛び乗りジャンプをします。僕は死んでいるのでピクリとも動けません。
ちなみに息子は、ママを一度も狙ったり撃ったりしていません。
キッズギャング、手を銃の形にガンフィンガーでも発砲
息子のそばに洗濯バサミがないといっても、僕は油断できません。なぜなら、彼は手を銃の形にして、ゆっくりと僕に狙いを定めて……
バンッ!
と、発砲するからです。
食事中に打たれたり、外出中に打たれたりします。
パパやるをご覧の、子供からよく殺されるお父さん。撃たれたときの演技はどうやっていますか? どうせなら迫真の演技で逆に息子に仕返したいと思っています。
息子に負けない、かっこいい撃たれ方を教えてください!