小学校も3年生・4年生になると、中学受験や塾通いに関して周囲がざわつきます。もっとさかのぼれば、未就学児や小学校低学年でも早期教育でもざわざわしました。
お勉強が大事なのは重々承知しています。その上で「人との関わり方が社会で生きていく上で重要だ」と、僕は考えています。
幼くして進学塾や受験などで競争社会を戦い抜き、いくら学力が高くても、人を不快に思わせる発言をしたり、他人を見下したりするようであれば、社会で生きていく上で辛いと思います。つまり自己中心的な思考を持つと本人が苦しむということです。それよりも、人に感謝されたり信頼されたりしながら生きて行く方が、心穏やかだし周囲も幸せです。
僕は父親として、息子には「他人に感謝し、リスペクトできる心を育んで欲しい」と考えています。
父と息子、居酒屋でサシ飲み
妻がママ友と飲みに行くというので、僕は息子(小学4年生・10歳)と居酒屋へ行きました。息子をプールと体操の習い事に連れていった帰りに。
息子とは2年前に、焼き鳥屋でサシ飲みをしたことがありますが、今回は居酒屋です。カウンター席に座り、気になった美味しそうな料理をあれこれ注文しながら、お互いに好きなの飲み物を好きなだけ注文しました。
場所は、うちの近所の人気老舗店。東京都目黒区にある「もつ焼き ばん」です(最寄駅 東急東横線「祐天寺」駅)。
住所・営業時間・定休日
- 住所:東京都目黒区祐天寺2-8-17
- 営業時間:平日16:00~23:00(Lo22:15)
- 土曜日15:00~23:00(Lo22:15)
- 日曜日15:00~22:00(Lo21:15)
- 定休日:年末年始・お盆・他不定休
- 公式サイト「祐天寺 もつ焼きばん」
祐天寺の「もつ焼きばん」で、小学生の息子とたらふく食べる
まずは乾杯。
大びん(633ml)で580円とは安い! ジョッキ2杯分の量があります。また、息子が注文したレモンスカッシュは生レモン搾りたて。種や実が浮かんでいます。「お酒のコップだね」と、ジョッキ片手に息子は嬉しそうでした。
最初に運ばれてきた料理はマカロニサラダ。息子は普段、きゅうりは食べないのですが、このきゅうりはモリモリと食べていました。マヨネーズをベースにした味付けに加え、ハムとの相性が好みだったのでしょうね。
このお店「もつ焼きばん」では、もつを中心とした焼き鳥が20種近くラインナップされています。値段は1串100円。めちゃくちゃ美味しいのに、安い!!
アジフライはサックサク。ソースをかけてほおばりました。アジフライは家庭料理に捉えられがちですが、実は家で作ろうと思うと面倒。なので僕は、スーパーのお惣売り場で購入しているのですが、やっぱり揚げたては最高ですね!
あと、会計後にレシートを見て気づいたのですが、2匹で280円でした。めちゃくちゃ安い。スーパーのお惣菜より安い。
これはアイデアメニュー。お揚げの中に納豆。揚げは熱々サクサクだけど、納豆は冷えたまま。このコンビが絶妙に旨い。納豆は加熱すると納豆菌が破壊されると聞きますが、これは揚げているにも関わらず納豆は熱くないので、栄養面でもバッチリですね。
米ものとして、焼きおにぎりやお茶漬けもあるのですが、ここでは餅を選びました。息子は大のお餅好き! 濃厚なお味噌と白ネギが添えられているのが斬新でした。ネギ味噌をつけるとお酒にも合いますね。
みて、このお餅! めっちゃ伸びるんです。とっても美味しい焼き餅でした。
あと、写真を撮り忘れましたがポテトフライ(280円)も注文。皮付きのジャガイモをそのままカットした料理で、2〜3個分がたっぷりと大きなお鉢に入って出てきました。ホックホクでうまい!
また、息子はレモンスカッシュをおかわり。僕はレモンサワーを注文しました。生レモンが1個まるごと付いて300円。いやいや、コスパ&満足度高すぎでしょ。最高!
何も言っていないのに、息子が注いでくれました。幸せです。
息子が「お会計をお願いします。ごそうそうさまでした。美味しかったです!」と、店員さんにお礼
お会計は、3,080円でした(消費税10%込み)。
余談ですが、つい最近ニュースで「円安と物価高の影響で、ハワイのホテルで軽い朝食を食べたら1万円だった」と流れているのを見たところだったので、この日本の安さは一体なんだんだ!? と驚くほど。祐天寺の「もつ焼きばん」さんが特別超コスパが良いということもありますが、こりゃインバウンドは益々盛り上がりそうだよな、と感じました。
価格はさておき、息子に関心させられる出来事もありました。
息子が「パパ、僕はもうお腹がパンパンだよ。お会計しよ」というので、僕は残っていたレモンサワーをぐびっと飲み干しました。そして息子に「お店の人にいくらか聞いてきて」とお願いすると……
「すいませーん、お会計お願いします」「美味しかったです! ごちそうさまでした」
と、お店の方にきちんとお礼も伝えているではありませんか。
ほろ酔い気分の僕は感動ですよ。出された料理を「うまい!うまい!」と完食し、ちゃんとお礼を伝えてお店を出る。
店員さんも息子に満面の笑みを見せてくれ、帰りにはお土産までいただきました。小さなチョコアイスをたくさん。
素敵なお店で、息子の成長も感じることができました。あぁ、幸せなひとときです!
他人に感謝とリスペクトを持てる子に
家では、親に偉そうにブチ切れることもある10歳の息子。イラっとはするけど、家庭でストレス発散してくれるなら、まぁOK。
僕が大切に考えているのは、人に感謝とリスペクトの気持ちを持って欲しい、ということ。
年齢的には、まだまだ心身ともに成長過程。友情を育んだり、社会と関わったりするのも、まだ入り口付近です。「少しずつ、いい奴に育ってくれればいいな」と願っています。
パパやる「父と子」関連記事