今回は子どもの見守り用のGPS端末についてお伝えします。
わが子が親のそばから離れるようになると、「キッズ用携帯を持たせようかな」「GPS端末を持たせようかな」と考える親御さんは多いと思います。
ただ、調べてみるとかなりの種類があることで戸惑いが……。
- どんな種類の端末があるのかを知りたい
- おすすめを教えて欲しい
- 実際に使っている人の感想や使い方を聞きたい
ちなみにわが家では、小学1年生の息子用として「まもサーチ2」を利用しています。利用開始3か月目にYouTubeへレビュー動画をアップしました。
本記事では、動画撮影時よりさらに使い続け、利用歴はほぼ丸1年。動画の内容プラスアルファでお届けします。
まもサーチ2、想像していたよりも良くて、僕はかなり気に入っています!
まもサーチ3と2の比較。主な違いは充電方式
まもサーチ 3 | まもサーチ 2 | |
本体価格 | 5,280円 | 5,980円 |
月額料金 | 528円 | 528円 |
サイズ | 49×49×15.5mm | 45×45×15mm |
本体重量 | 39g | 36g |
充電方式 | USB Type-C | USB micro-B |
GPS端末、どんな種類があるの? 3つに分類
それではまず、GPS端末にはどんな種類があるのか?
これに関しては、大きく3つに分類することができます。
GPS端末の分類
- 携帯電話(スマートフォン、キッズ携帯)
- 見守り用のGPS端末
- 失くしもの防止タグ
スマートフォン(iPhone、Android)
それぞれの特徴を解説します。まずは、ママ・パパにもお馴染みのスマホについて。
見守り用のGPS端末
次に、子どもの見守り用GPS端末。こちらも複数のメーカーから様々な端末が発売されています。わが家やで使っているのは「まもサーチ2」。ほかにも、GPSBot、みてねみまもりGPS、どこかなGPSなどがあります。
メリット
- 安い!(本体 6,000円程度、月額料金 500円程度)
- 軽い!(数十グラム) まもサーチ2は32g(最近のスマホは200g前後)
- バッテリーが数週間持つ
- 音が鳴らない(学校で鳴ったら大変)
- ランドセルやバッグに簡単に装着できる(子どもに「ちゃんと持って行きなさい」と言わなくてもいい、持っていくのを忘れない)
- 目的地に到着したり、そこを出たりすると、親のスマホにプッシュ通知やメールが届く
デメリット
- 通話ができない
- LINEができない
失くしもの防止タグ Tile、MAMORIO、AirTagなど
カード型でお財布などに入れておいたり、キーホルダー型で車のや自宅のキーにつけておいたりする、失くしもの防止タグというものあります。
これ、一見いけるんじゃ無いかな? と思うかもしれませんが、実は使えません。なぜなら、そもそも人間に使うように作られていないからです。
たとえば、タグをつけた持ち物(お財布やバッグ、キーなどの貴重品)から離れたら警告音がなる場合があります。他にも、ストーカー行為などに使えないような対策も施されています。
また、失くしもの防止タグは、これ単体では通信しません。誰かのスマートフォンとBluetoothで通信し、位置情報を取得するのです。そのため、どこにいてもリアルタイムに位置がわかるものではないのです。
【結論】子どもの見守り用GPS端末がベスト!
僕がいろいろと調べたり使ってみたりした結果、まずは見守り用のGPS端末を持ち、必要に応じてスマートフォンやキッズ携帯を追加購入するのが良いと思います。
見守り用のGPS端末は、軽いし、小さいし、バッテリーがすごく持つので。
もちろん、最初からスマートフォンという手もあります。僕の周りでは、小学1年生からiPhoneを持たせている家庭もあります。ただ、学校が携帯電話の持ち込みを禁止していたり、制限していたりする場合もありますので、スマートフォンをランドセルに入れる場合は、事前に担任の先生に相談してみてください。
まもサーチ2 レビュー【利用歴1年】
それでは、わが家で使っているまもサーチ2をレビューしていきます。
使っているのは「まもサーチ2本体」と「2専用ソフトカバー」です。後述しますが、カバー(ケース)はとりあえず無くても困りません。
本体のサイズ感はこんな感じ。大人の手で持っているところです。とても小さくて軽い!
サイズ:45×45×15mm
本体重量:36g
アプリのインストール、ペアリング、利用の申し込み
続いては設定です。
利用を開始するためには、専用のアプリをインストールしたり、スマートフォンとまもサーチ2をペアリングしたり、利用の申し込みをしたりする必要があります。これらは全てスマホのアプリで完結できるので、ご自宅でサクサクと進めてください。
具体的な流れは、以下のとおり。
手順
- 専用アプリをスマートフォンにインストール(無料)
- スマートフォンとまもサーチ2をペアリング
- 利用の申し込み(月額プランと年額プランがあります)
まもサーチ2、1年間使っての感想
小学1年年の息子の見守り用として、まもサーチ2を1年間使いました。
わが家の活用方法を感想を交えてお伝えします。
学校に無事到着したのがわかる、また出たときもわかる
専用アプリによく行く場所を登録しておくと、そのエリアに「到着しました」「出ました」のプッシュ通知がきます。いちいち地図を開いリアルタイムに動いている様子を見ていないといけなくても良いのです。
僕は在宅ワークが多いので、「〇〇小学校から出ました」の通知が来たら、大きな通りまで出て息子が帰宅するのを「おかえり〜!」と迎えています。幸せなひとときです。
バッテリーが2週間〜1か月持つ
スマホであれば毎日の充電が必要ですが、まもサーチ2は月に1〜2度でOKです! 体感ですが「頻度優先モード(1〜2分)」で2週間、「バッテリー持ち優先モード(3〜4分)」で1か月間。
また、バッテリーの残量が減ると、「バッテリーが少なくなっています」「バッテリーが切れます」とプッシュ通知やメールも届きます。そのためバッテリー切れを防ぐこともできます。
旅行時も使える
友人家族と山登りへ行きました。
息子にはまもサーチ2をつけて。
小学1年生となると、友達同士でとっとと先へ進んでしまったり、自由に遊びまわったりします。もちろん通信状況が悪ければ使えないのですが、長野県軽井沢周辺の山登りでは問題なく通信していました。
僕は心配性ですので、もしものための防犯ブザーやホイッスルも持たせています。それにプラスしてGPS端末も持たせておくとより一層迷子・遭難にも役立ち安心だな、と感じました。
もちろん目視で見守りすべきなのですが、子どもたちの脚力が侮れなくて追いつけない……。
今いる場所がリアルタイムにわかる
小学1年生の3学期になり、「初めてひとりで友人宅へ遊びに行く」という経験をさせました。
その間、まもサーチ2のアプリを開いて、マップをじっと眺めていました。無事到着するかドキドキしながら。
今いる場所がリアルタイムにわかるのも便利ですね!
過去の移動履歴がわかる
まもサーチ2では、過去90日間の移動履歴がアプリに保存されます。
学校や習い事などからなかなか帰ってこないときは、これを見ればどこに寄り道していたか一発でわかる! マップ上に時間と移動履歴が残っているので、いつ、どこにいたのかが一目瞭然なのです。
ランドセルの内ポケットに収納
記事の冒頭で紹介したYouTubeでは、ランドセルの外側にキーホルダーのようにぶら下げているように紹介していますが、実際はランドセルの内ポケットに収納しています。
理由は、ひっかけて落としてしまわないように。また、悪意を持った人に「この子はGPSを持っているな。これを捨てれば……」と悟られないようにするためです。
結局、ランドセルなどバッグに入れっぱなしなので、専用ケースは買わなくても大丈夫です。ただし、本体をより保護したい、キーホルダーのように使いたい場合は必要になります。
今回は以上です。
初めての見守り用のGPS端末でしたが、思っていたよりすごくてとても気に入っています! 2年生以降も、引き続き使っていきたいと思います。