こういうのも、ほのぼのって言うのかなぁ。映画を観ながら「あ〜こんな人いるいる」、なんて思いながら、楽しく最後まで見ちゃえる映画でした。
旦那のことが嫌になったら、なにがなんでも絶対イヤ!シングルマザーとして稼いでゆける見込みなんてなくても、とにかくイヤなんだから徹底的に無理。そんな女性。
そして、まぁ優しいのは優しいんだけど、夢ばかり広げて何も実現できていない、ぐうたら駄目亭主。
母親は離婚したがってるのに、お父さんと離れたくないと、泣く子ども。
この悩める女性のことを、学生時代からずっと好きだった同級生の男。
気の良い、居酒屋の大将。
映画に登場する人たちみんなの事が、すごく身近に感じる小さな世界が広がっています。
で、肝心の「お弁当」の話は?
お弁当の話は、しっかり出て来ます。のり弁です!
のり弁といっても侮るべからず。ごはんが何層にもなっていて、それぞれに違う具が入って、味のハーモニーを織りなします。そして、ごはんの上に乗せるノリは、大きいままじゃなくて、小さく手でちぎって乗せます。そうする事によって、お弁当の内ぶたにくっつきにくくなり、さらに食べる時もごはんに箸が入りやすいので、子どもにも食べやすくなるんです。
他にも、ちょっとした小料理も登場します。それらの一品料理やお弁当ふくめ、これらの食べ物にも身近感を感じてしまうわけです。
映画「のんちゃんのり弁」は、テレビドラマをみるような気分で、肩肘張らずゆる〜く楽しめます。ぜひ夫婦で、もしくは「離婚して強く生きるぞ!」なんて考えている女性、そんな男女におすすめしたい映画です。面白かったですよ!