子育てをテーマにしたアメリカ映画『カモン カモン』が、2022年4月22日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショーされます。
公開に先駆け、本サイト「パパやる」では、ryuchell(りゅうちぇる)さん登壇の特別試写プレゼント企画を実施させていただきました。非常に多くのご応募をいただきありがとうございました!
ご当選し、特別試写会へ行かれた方は、いかがだったでしょうか。
今回は、皆さんに特別試写会での様子をお届けします。現在3歳の男の子のパパとして子育て奮闘中のryuchellさん。本作品「カモン カモン」を観て、どのような感想を抱いたのでしょうか……?
ぜひ、ご覧ください!
ryuchellさん登壇・特別試写イベントレポート
『ジョーカー』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したホアキン・フェニックスと、『人生はビギナーズ』『20センチュリー・ウーマン』のマイク・ミルズ監督が初タッグを組んだA24製作の映画『カモン カモン』の特別試写会が4月11日(月)都内にて開催され、上映前のトークイベントにタレント・モデルとして活躍するryuchellが登壇した。
本作は、ラジオジャーナリストのジョニー(フェニックス)が妹に面倒を頼まれた9歳の甥っ子ジェシー(ウディ・ノーマン)との共同生活を通して、初めての子育てに戸惑いながらも、絆を見出していく姿を美しいもモノクロームの映像で綴った感動のヒューマンドラマ。
本作の感想をryuchellは、「ハートフルな作品。どんな家族でも共感できる、感情移入しやすい、色んな勉強もできるようなことがたくさん芯にあって、すごく感動しました」とコメント。また、甥っ子のジェシーを演じた天才子役ウディ・ノーマンの演技を「本当にすばらしかったです。リアルな、目の動きひとつにしても、大人に分かってほしいけど伝わらない時のもどかしさや、その時にする動作を表現していて、これは才能でしかない。今後の俳優人生が楽しみ」と絶賛。
全編モノクロの本作だが、白黒映画に抵抗はあったか尋ねられると、「ありましたね。やっぱり物心ついたら地デジで、カラーで育っているから、なんで今さら白黒映画?と思ったんですけど、そこがまた味があるというか、余分なところに目がいかない分、物語に集中して、見れたのかなと。表情や動きが伝わってくる。良い味が出ていて、素敵だなと思いました。僕は出る側だからこそ、カメラに撮られるとき、あんなに照明がない状態で撮られたら絶対不機嫌になる(笑)でも逆にそれが良かったですね」と慣れない白黒映画を堪能した様子。
現在3歳の男の子のパパとして子育て奮闘中のryuchell。フェニックス扮するジョニーが初めての子育てに葛藤する姿が描かれる本作での共感したシーンに、ジェシーがスーパーでジョニーに物をねだる場面を挙げ、「イヤイヤ期のときは、スーパーで“これ買って”とか寝そべっちゃう時もありましたし、振り回されることもあります。公園でジャングルジム登っていても、心配だけど、挑戦させなければいけない。自分の中で達成感を味わって、成長してほしい」と愛息へメッセージ。「テレビに出させていただいたのが18か19歳の頃。自分の中では大人と思っていたけど、親からは心配されて、今でも心配されるんですけど、そういうの見ていたら、やっぱり親って振り回されるのが仕事なのかなって。息子が10歳になっても20歳になっても30歳になっても僕の息子だし、ずっと振り回される覚悟でいます」と語気を強めた。
子育てで大事にしていることを問われると、「イヤイヤ期にお皿やコップをひっくり返したり、なんでこんなことするのって言ってしまうけど、子供は繰り返す。僕たちは大人だから、ひっくり返しても結末がわかるけど、子供はどうなるか知りたい。こっちは余裕がないから注意してしまうけど、この子は初めてなんだからと頭の片隅に入れるだけで、出てくる言葉や意識が変わってくる」と子育てのコツを明かした。
そして、子供からの学びも多いと話す。「子育ては親育て。子供に毎日成長させてもらえている。子育てしていたら、自分の苦手だったことやダメだったところに体当たりする。子供といると、計画通りにうまくいかない。自分ひとりや大人だけでいるときと違って、プログラム通りいかない毎日。だからこそ臨機応変になれたり、Bプランをしっかり考えたり、逆にラッキーと思えるようになったし、いっぱい幸せももらっているうえに、いっぱい成長させてもらえている」。
最後にryuchellは、本作から多くのことを学べたと述べ、「家族にしかわからない、人様にはあまり見せないような、家族の中で起きている問題や、悲しさ辛さを乗り越えていく瞬間をリアルに映していて、綺麗ごとがひとつもないからこそ、本当に共感ができるし、皆もそういう風に壁にぶつかったりして、家族という形を守っている。そうやって日々を乗り越えてく。人の心や繋がり、愛を、リアルに伝えているっていうのが素晴らしい。本当に共感ができる。今の時代、いろんな常識が溢れていて、何が正解かわからなくなるときもありますけど、そういう意味でも考えさせられる映画。子供も一緒に観てほしい。色んな方に愛してもらえる作品」と熱く語り、温かい拍手に包まれながらイベントは幕を閉じた。
映画『カモン カモン』は4月22日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。
映画『カモン カモン』予告編&ストーリー
4月22日(金)より
TOHO シネマズ 日比谷ほか、全国ロードショー
- 監督・脚本:マイク・ミルズ 『人生はビギナーズ』『20センチュリー・ウーマン』
- 出演:ホアキン・フェニックス、ウディ・ノーマン、ギャビー・ホフマン、モリー・ウェブスター、ジャブーキー・ヤング=ホワイト
- 音楽:アーロン・デスナー、ブライス・デスナー(ザ・ナショナル)
- 配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ
- 2021年/アメリカ/108分/ビスタ/5.1ch/モノクロ/原題:C’MON C’MON/日本語字幕:松浦美奈
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