重なるときは、重なるもので……。
僕の母親が以前より闘病中なのですが、どうも具合が良くなさそうなので、急遽東京から大阪へ帰省しました。元気づけるために!
ただ、僕たち夫婦は共働きで、日ごろ連携プレーで育児と家事を行っています。母親の容態悪化の知らせを受けるも、嫁さんと息子が気がかり。ですが、嫁さんが「子供は私が見るので行ってきて!」と言ってくれました。
後ろ髪を引かれつつ、朝、1歳1ヶ月の息子を保育園に送り届け、「あとは任せた!」と新幹線に飛び乗りました。
しかし、その日の夕方。4月に今の認可保育園へ入園してはじめて、「お熱が出たので、お迎えお願いします」の呼び出し電話が。なんという間の悪さ……。
嫁さんは仕事を早退し、保育園へお迎えに。どうも風邪をひいているようで、咳とゼーゼーという息づかい。
明日は平日。保育園へ預けられない。
どうしよう……。
はじめての病児保育。
以前、同じ保育園の保護者の方から、「病児保育は前の日に診てもらっていると、翌日預かってもらうのがスムーズ」「キャンセル待ちがあっても、意外といける」といったアドバイスを頂いていました。
そこで早速、嫁さんにこの情報を伝え、病児保育へと向かってもらいました。
病児保育を利用するには事前に申し込んでおかないといけない(*1)のですが、それに関してはすでに行っていました。しかし到着すると、以前息子が通っていた「英語の保育園」の園児として申し込んでいたので、改めて急遽書類を書き直す必要があったようです。
病児保育で先生の診察を受け、「明日、預かってもらいたい」と伝えたところ、なんとキャンセル待ちが6人も!
さすがに6人は厳しいのでは。
重なるときは、やっぱり重なるもので……。
*事前に登録していると一日の利用料は2,000円。申し込んでいない場合は1時間あたり1,500円(息子がいった病児保育の場合)。
翌朝、やっぱり体調がすぐれない。
嫁さんが、病児保育に「子供を預かって欲しい」と電話をしました。するとキャンセル待ちが6人もいたのに、なんと預かってもらえるとのこと! 頂いていたアドバイス通り、案外いけました。ホッ。
風邪の息子を連れて、病児保育へ。
「よし、これで大丈夫!」と思ったものの、病児保育では給食がなく、弁当持参しないといけないそうです。嫁さんは慌てて自宅に戻り、急ぎ弁当をつくって、再び病児保育へ。
朝イチから走り回って、会社へ出勤できたのは、お昼頃だったそうです。
慣れない環境に、不安な息子?!
さすがに、初めての場所に置いてけぼりにされたら、1歳1ヶ月の息子は不安でいっぱいになるのではないだろうか。しかも、体調も悪いのでグッタリと……。
が、しかし! 夕方、嫁さんが病児保育へ迎えにゆくと、こんな手紙とともに報告を受けたそうです。
“初めての場所に戸惑う様子なく、すぐに慣れていました。お友達に興味津々で、お兄さんお姉さんにも「アソボウヨ」と手を伸ばしてコミュニケーションを取ろうと積極的でしたよ。大人なみのお弁当をペロリと完食! たくましい姿を見せてくれました(*^_^*)”
“初めてとは思えない程、堂々と過ごしていました。お友達のことに興味津々ですね! 誰かがご飯を食べていれば手を伸ばそうとし、誰かが泣いていれ頭をナデナデし、時に力加減がわからなくて押し倒してしまい、お友達が泣くと「えっ?」と驚いた表情でした。(中略)よく食べよく眠りよく泣き、何にでも全力な姿がとっても可愛いですね☆”
ああ……親の心配をよそに、めちゃくちゃ元気だったみたい。とにかく何も問題がなく、一安心でした。病児保育の皆さま、ありがとうございます!
そして帰りに、保育中の写真までいただきました。
翌日は風邪もおさまり、いつも通りの認可保育園へ。
以上、はじめての病児保育。
ご参考になればと、初体験レポートを残しておきます。
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