3歳の息子と、3度目の「岸和田だんじり祭」帰省をしてきました。だんじり祭とは、大阪南部の泉州地域で毎年行われているお祭りです。
今年は、ちょうど大型の台風18号接近と重なったため、雨が降り、風が吹く、不安定な天候のなかでの開催となりました。だんじり関係者の皆さん、本当におつかれさまです。
だんじりが馳せる姿より、太鼓などの「鳴り物」が好き
だんじりについての詳しい説明は省略しますが、だんじり祭の一番の見どころは交差点を勢い良く曲がり駆け抜ける「やり回し」です。
やり回しとは、綱、前梃子、後梃子、大工方、鳴り物など、だんじりに関わる各部署の息がピタリと合ったときに初めて成功する妙技。失敗すると参加者の命にも関わるため、やり回しは見物人含め緊張の瞬間なのです。
実際、今年僕たちの目の前でだんじりがやり回しで転倒し、6人が負傷するという事故も発生しました。
ラパークのやり回しで、だんしりが勢いよく転倒。消防車が1台きて、その後救急車が3台、さらに消防車、救急車と次々と。すごい怪我人が出てるんかな。心配や。 pic.twitter.com/M7VFAS9Efj
— 北野 啓太郎 (@KeitaroKitano) 2017年9月17日
3歳の息子の鼓太郎は、この「やり回し」にはあまり興味が無さそうです。
ただ、だんじり囃子は興味深そうに見入っていました。
だんじりの鳴り物(なりもん)は、大太鼓、小太鼓、鉦(かね)、横笛の4種で構成されています。だんじり囃子があることで、大勢の息を合わせることができるのです。また、だんじり参加者を鼓舞し、疲労や不安から奮い立たせる力も持っています。
鼓太郎は、鳴り物が持つ不思議な力に魅了されたのかもしれません。
弥栄神社の手水舎で手を清め、
お賽銭を挙げ、坪鈴をカランカランと。「きたのこたろうです」と挨拶しました。
その後、弥栄神社に宮入しただんじりの鳴り物をじっと見ていました。あと、武士が馬にのって戦っているだんじりの彫り物(ほりもん)にも興味津々。
何歳まで、だんじりを喜んで見てくれるかな?
毎年、だんじり祭りのたびに帰省しているとはいえ、僕たちは日頃東京で暮らしています。
地元の大阪であれば、子供たちは保育園や幼稚園でも「だんじりごっこ」を楽しんでいるでしょう。でも、僕たちは東京に帰れば、だんじりの気配は一切無くなります。
そんな生活をしているので、果たして息子は何歳まで喜んで「だんじり祭帰省」をしてくれるでしょうか。
地元を離れて生活をしている皆さんは、どんなタイミングで帰省していますか?
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